2010年6月7日月曜日

PK-513の断裁能力が1.5センチのせいで踏み切れ無い人のために厚い本のバラし方を



さて、今日は秋葉原ヨドバシに行ってNEX-5を買って来ました。


今はバスなので家に帰って充電してやっと初使用になるわけですが、それにしてもイイですよねNEX-5。今まで基本的にポケットに入るデジカメしか買った事がなかったので、いったいどういう写真が撮れるのか、もう楽しみで楽しみで。

24mm広角と、27-82.5mmZOOM(35mm換算)の付いたダブルレンズセットを買ったのですが、これはなかなか商売うまいですね。私のようなデジタル一眼を持っていない様なライトユーザーの購入層も多いとすると、「ああいうレンズとかああいうレンズとか買いたい...」みたいな明確な意思はなくて、でもレンズ交換はしてみたい。あと、基本的にはズームの使い勝手がよさそうだけど、いつ でもどこでも持っていける気軽さ...みたいなのを味わいたいのでパンケーキレンズも付けてみたい。そういう漠然とした欲望を一発で見事に満たしてくれます。お店の人もレンズ2本ついて10万以下なら安いか...みたいな感じで売りやすいだろうし。
さて、レンズと一緒にレンズの前につけるプロテクターフィルターを買おうとしたら、両レンズに合う49mm径の売れ筋の製品(3000円弱位のランク)は売り切れでした。店員さんいわく、「NEX-5が一台売れると、フィルターが2個ずつ出て行くので売り切れちゃって...」いや上手い事言い訳しますね。
とか言ってるうちに家に帰り着きましたが、まずは充電なので眺めるだけです。
いや、しかしこの箱の端っこにボデーとレンズ2個が入ってるとは驚きの小ささです。最初開けたとき、「あれ?レンズ無い!間違ってレンズ無しセット買っちゃった?」と慌てました。

同梱品はこんな感じです。


ところで、NEX-5の写真をiPhoneからMacBookProに転送してたら、いつのまにか0時回ってまして、さて転送した画像は...あれ?昨日以前のしかないぞ?とかなりアセりました。なんか、本気で驚いたので記念に画面貼っとこ。


さて、それではNEX-5の話は明日以降に回しまして表題の件です。
裁断機のPK-513の件はiPadのコンテンツは自分でバンバン(注:iPadは登場しません)で書いたのですが、この裁断機は厚さ1.5センチまでの裁断能力です。新書サイズのコミックだとほぼ一発ですが、単行本サイズの奴だと、ぎりぎり入ったり入らなかったりです。厚みオーバーだと枠に当って歯の下に入りません。
そこで、厚い本は1.5センチ以下に分割する必要があります。

もしかして、これでPK-513の導入を躊躇している人が居るのではないかな... とちょっと思ったり思わなかったりしている訳です。
そこで、今回のエントリーは厚い本をバラす方法を解説してみます。
ネット上では、ヒートガンで溶かすとか割とプロっぽい技とかを感じさせる情報もありますが、実際はカッターと100円ショップのカッティングマットで、あっという間にバラせます。

それではいい加減な写真で説明を...せっかくなので超分厚いハードカバーをばらす例で行きたいと思います。ペーパーバックで厚いだけの本は、ハードカバー除去以降の部分だけ見てください。

まず、カッターでハードカバーを分離します。ページ自体を切り離してしまうと、あとで扱う時にバラバラで切りにくいので、ハードカバー側に歯を立てて下さい。写真では若干紙側にいってますが、これは間違い。


ハードカバーの背表紙はこんな風に本から外れます。


反対側も切って、分離成功


さて、ここからが厚い本の分割(1.5センチ以下に)です。
カッターを背表紙側から入れたいので、まず十分折り目をつけます。
なんで背表紙側から切るかというと、紙面の方を切ると、ページが切れてバラバラになったり、カッターが切れすぎて紙面に走ってしまったりするからです。


ここで背表紙を上にカッターマットにピッタリ押し付けて、折り目に沿って刃を入れます。
まず軽くなぞって折目通りに道をつけ、それからカッターマットまで切りきると良いでしょう。一冊を二分割とかだと、慣れれば無意識であっという間です。


1.5センチ以下に分割してPK-513で裁断可能になりました


ところで、この本の例の様な丸背の本は、場所に寄って背表紙が斜めになっているので、それを考慮しないで切ると、文字が切れてしまいます。丸背の本を裁断したのでこの本が初めてだったのですが危機一髪でした。次回はあらかじめ細かく分割して斜め切りの影響を小さくしようかと思います。


ここでついでにその他の例を。
針金綴じの針金を切ってしまうと刃が欠けてしまうというのは有名な話ですが、あらかじめ幅内側に飛び出ていないか確認して、余白を十分とって裁断すれば、さほどの危険はありません。こんな感じです。


ところで裁断というのは、深く裁断すれば文字が切れてしまい、また浅く裁断すれば部分的にページがくっついてしまうケースが避けられない。非常に悩ましいバランスがあります。これを解決するには...
修行です。修行しか無い。私は修行の結果、割と浅めに裁断してもスキャン前にページのくっつきを見つけてはがせる様になりました。
それがこの写真です。普通にパラパラめくっても気付かないのですが、力をかけて束を曲げると、くっつきが微妙に歪んで出てきます。写真で3カ所紙が飛び出ているところが2枚くっついている部分です。ここをあらかじめ剥がしておけば、スキャンミスを防げます。


あ!充電が終わった!すっごいNEX-5の事が書きたいけど眠い。書きたい!眠い!

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