2010年5月3日月曜日
iPadのコンテンツは自分でバンバン(注:iPadは登場しません)
巷では発売されそうで発売されない ちょっと発売されてるiPadが話題です。みなさんは現時点のこのiPadの無い世界を、どうお過ごしでしょうか。
日本ではiBookStoreが始まらないので、「コンテンツが無いので買っても何に使うのか...」という意見もありますね。
欲しい... 今欲しい... という点については、ほとんどの人の間で意見の一致を見ると思うんですが、「それでは何に使うの?」と言われた時に即答出来る人は意外と少ないのでは。
その点私は準備ばっちりです。内容としては表題の通りの紙書籍の電子化(いわゆる自炊)なんですが、すでに90冊程のPDF書籍を作成済み。もともと積ん読魔なので、まだ未読の書籍も豊富です。いやホント、後はiPadが出るのを待つだけ状態。
さて、最近自炊(いわゆる紙書籍の家庭内電子化)に本腰を入れ始めたのですが、もともとiPad用と考えていた訳ではありません。
とにかく部屋の本が邪魔で邪魔で(これは写真は見せられません)なんとかしたい。そこに物欲が結びついて、あれよあれよと言う間に書籍読み込みの設備が増強されていき、今に至る。
そこで、そういえばiPadもうすぐ... というところに思い至りました。
気合いの入った自炊環境 × 最強の閲覧端末iPad
これは期待出来ますね。背中がゾクゾクします。
物欲の赴くままに行動すると、何故か予定調和の様に落としどころが見えてくる... という経験が過去何度かありましたが、今回まさにソレです。
と駄文が続くのも何なので、写真貼ってこ。
先々週、これ
あ、写真間違えた、こっち
買いました。アマゾンでポチッと。
もちろん、翌日秋葉原と新宿に繰り出してこれも
実は家にScanSnap初代、2台目がホコリかぶってて、さらにS300もあってそれでチマチマ電子書籍化していたのですが、現行タイプのS1500は「超音波重送センサー」が付いてるそうですよ!かけっぱなしで重送(2枚送りミス)までチェックしてくれるなんて、これはもう有難くて涙が出ます。多少財布が軽くなっても気にならない程に。それにしても富士通PFUはホント小出しが巧いですね。部屋にScanSnapが何台も転がっちゃうのも判るよ。
それでもうかたっぱしから、これで
これで
これですよ
裁断機で書籍がスパスパばらせる。ScanSnapでどんどん読める。やってみると意外と面白い、というか邪魔な書籍がどんどん処理されていくのが快感。後一冊、後一冊と、睡眠時間が削られるのも忘れてつい作業を続けてしまいます。
それで、HDDには、電子書籍がどんどんたまる。あとはiPadさえ発売されれば、夢の「本棚を持ち歩く生活」が待っている訳ですよ。それも超特大の。
ところが、このiPadがなかなか来ない、発売されない。5月下旬に発売延期!の一報が流れた時は、twitterのTL(タイムライン)が怨嗟の声で埋まる凄まじさでした。
仕方が無いので、しばらくはviliv S5で読む事にしましょう。viliv S5は元々電子書籍販売サイトのebookjapanでマンガを買って読んだりしていたので、電子書籍閲覧端末として違和感有りません。ディスプレーは4.8インチでiPhoneより大きいですし、バッテリーの保ちも良い。
それでしばらくはviliv S5で読んでいたのですが、やはり読みやすい本と読みにくい本がありますね。横書きのビジネスハウツー本などは画面を横に使って、上から読んでいけばソコソコ大きな字で読めますが、縦書きの新書などは一行毎にスクロールで快適ではありません。仕方なく縦1ページフルスクリーンで読むんですが、豆粒の様な字になってしまいます。
それで、先日秋葉原ヨドバシを散策していたら、画面がクルッと表向きにたためるタッチパネル式のミニPCが置いてある。lenovoだったかな? これ電子書籍見るのにいいなぁ。しかもタイムセールで7万円台だって。でも1.5キロは重い... とかかなり真剣に悩んで居たのですが、そこでハタと気付きました。
そういえばオレLOOX P持ってるじゃん?あれ8.9インチのタブレットPCで、もちろんタブレット形状、つまり画面をパタンと回して画面上向きに板状に出来る。 なんだ、持ってたよ、しかも大容量バッテリー付けても1.19キロだ。買ったのが2006年だから忘れてたよ。翌年LOOX Uが発売されたもんだからすっかり忘れていたよ。
そこで部屋の「ノートPCの墓場」からLOOX Pをサルベージ、OSに更新あてたりして、早速大量のPDFファイルをコピーしました。
これはイイ! 8.9インチもあれば、雑誌を1ページ表示しても普通に読めます。ミニノートサイズなので取り回しも楽です。
惜しむらくは、昔CPUが熱っつ熱だった頃のミニPCなので、本体ちょっと厚めです。でもiPad発売までのつなぎとしては十分でしょう。
viliv S5と並べてみると、viliv S5横画面で一部表示にしてるサイズで1ページまるまる表示出来る感じ。
いや、ホントにいいですLOOX P。高かった割には、その後LOOX Uに心が移ってしまったため、ちょっともったいなかった?と思った時期もありましたが、見事に復活して役に立ってくれた! やはり何らかの見えない力が働いているのでしょうか。ヨドバシで「あれ?何でポイントが何万も貯まってるの?いつ買ったの?全然憶えてないんだけど?」っていう人だけに見える衝動買いの天使が微笑みかけてくれたような気がします。
という事で、これからしばらくiPadが出るまでは、LOOX Pを持ち歩いて電子書籍生活を楽しみたいと思います。
HAKUBAのスエードポーチLサイズが、LOOX P+Lバッテリーにサイズぴったりですよ。
あと、裁断機買ってホントに役に立ってはいるんですが、ちょっと残念な事もあります。
多分私は日本で唯一の「万力と鉋で書籍を裁断している男」だったと思うんですが、そのオリジナルが終わっちゃったのが残念。
つい半月程前に、「本の背を鉋で削る方式」の効率アップのために、
サイズぴったりの板を切って来たり、
それまでボンドとゴムで固定していた万力をボルトで固定するためにドリル買って来たり
手持ちのScanSnap S300で、かなり頑張って快調に書籍スキャンを進めていたんですが。
しかし、土曜の昼にアマゾンの裁断機をつらつら見ていて、「◯時◯分までにご注文頂ければ、日曜日にお届けします!」ってなってるのを見て、え?え?もう昼過ぎだよ?明日届くって何?ってなっちゃったんですよ。オーライ。
ところで、私のWindowsのメインマシンが、HPのTx2000という、これまたタブレットPCなんですが
これは電子書籍閲覧には全然ダメだね。タブレットPCに付き物のページ送り等の補助キーが無い。つまり、タブレット形状にしちゃうと(ペン or 指)タッチでしか操作出来ない。iPadならいいけど、WindowsタブレットPCでそれは使いにくい。どうもHPはタッチPCを「タッチ操作も出来る初心者にもなじみやすいPC」としかとらえていないようだ。せっかくWACOMの指タッチ(抵抗膜)/電磁ペン両用インターフェースを使っていながら、ちょっと残念。
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